大手結婚相談所と個人経営との違い

結婚相談所を探す際、下記のようにお困りではありませんか。

・「個人経営と大手の結婚相談所どっちがいい?」
・「それぞれの違いを比較して、検討したい」

本記事では、結婚相談所の元代表カウンセラーが、個人経営と大手の結婚相談所の違いを比較しました。

このページを読めば、どちらが自分に合っているか、分かるはずです。

【比較表】個人経営と大手結婚相談所の違い

個人経営と大手のメリット・デメリットを紹介する前に、まずはそれぞれの特徴を以下の比較表にまとめてみました!

それぞれの特徴個人経営の結婚相談所大手の結婚相談所
会員数加盟する連盟によって異なる3万人~10万人くらい
サポート体制サポートが丁寧

・在籍カウンセラーの経歴や実績によってばらつきがある

・マニュアルに沿って進められることが多いので、サポートの質は保たれている

・自社会員が多いとサポートが手薄くなる可能性がある

料金・入会金、月会費は安いところが多い

・成婚料が無料のところはほぼない

・全体的に高額

・結婚相談所によっては成婚料が無料のところもある

対応エリア1店舗しかない場合が多い全国展開している

※2023年7月調査時点

個人経営と大手の最大の違い、それは結婚相談所の後ろ盾が安定しているかどうかです。

オーネットやツヴァイ、IBJメンバーズなどの大手結婚相談所は、運営会社がしっかりとしたところなので、その分安心感は大きいでしょう。

一方で個人経営の結婚相談所はその名の通り、個人が開業した結婚相談所です。

そのため、大手結婚相談所と違って後ろ盾はありませんし、その分信頼度は減ってしまうでしょう。

ここからは個人経営と大手、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます!

【個人経営】結婚相談所のメリット2選

個人経営の結婚相談所のメリットは、大手に比べて料金が安い点と、手厚いサポートが期待できるところです。

ここでは、2つのメリットについて詳しくお伝えします。

①初期費用や月会費が安い

個人経営の結婚相談所は入会のハードルを下げるために、大手に比べて初期費用や月会費を安く設定していることが多いです。

ここで個人経営の結婚相談所、ラマリエ青山と大手結婚相談所のオーネットの料金を比較してみましょう。

料金ラマリエ青山
(ジュテームプラン)
パートナーエージェント
(コンシェルジュコース)
入会金0円33,000円
初期費用・登録料10,000円104,500円
月会費12,000円16,500円
成婚料200,000円55,000円
1年間の活動費用354,000円390,500円

※2024年調査時点

2社を比較してもわかるとおり、初期費用と月会費は個人経営のラマリエ青山のほうが圧倒的に安いですよね。

個人経営の結婚相談所は成婚料が20万円以上かかることが多いので、1年間の活動費用はそれなりの金額になります。

②手厚いサポートが受けられる

個人経営の結婚相談所は大手に比べて自社会員が少ないので、大手よりも細やかで丁寧なサポートが期待できます。

大手でよく聞くのが、カウンセラー1人で数十人~数百人の会員を受け持つという話。

実際に筆者が過去に担当した会員様も、過去に1人で数十人の会員を受け持つような大手結婚相談所で活動していたことがありました。

その方いわく、カウンセラーにメールをしても2~3日レスがない、相談してもありきたりなことしか言わないなど、サポート面に不満をもったそうです。

これは単純にカウンセラーが担当する会員が多すぎて、手が回らなくなっていることで起きたのだと思います。

【個人経営】結婚相談所のデメリット2選

個人経営の結婚相談所のデメリットは2つ。実力不足のカウンセラーが運営している可能性がある点と、結婚相談所によって経営状況が不安定な場合があることです。

①実力不足のカウンセラーが運営しているケースがある

個人経営の結婚相談所の懸念点は、実績がない経験不足のカウンセラーが運営している可能性があるということです。

というのも、結婚相談所を開業するのはとても簡単なので、カウンセラーとしての経験が一切ない人でも、結婚相談所をスタートできます。

実績も経験もないカウンセラーがやっている結婚相談所に入会してしまうと、経験不足がゆえに活動がスムーズに進まない、的確なアドバイスを受けられないなんてことも起こりうるでしょう。

②結婚相談所によって経営状況が不安定な場合がある

個人経営の結婚相談所の中には、自社会員が少なすぎて経営状況が不安定な場合があります。

例えば、活動期間中に突然「来月で結婚相談所を閉めることになりました」と告げられることもゼロではありません。

大手のような安心感が少ない点は、個人経営の相談所のデメリットになるでしょう。

個人経営の結婚相談所の多くは結婚相談所連盟に加盟し、その連盟の会員データを共有しています。連盟の会員数を含めずに、自社会員がどのくらいいるのか聞いてみると良いでしょう。

【大手】結婚相談所のメリット2選

大手の結婚相談所のメリットは知名度が高く安心して活動できるところと、自社会員が多く在籍しているので出会いが期待できる点です。

ここからは、それぞれのメリットについて深堀りしたいと思います!

①知名度が高く安心して利用できる

大手結婚相談所は、知名度が高いので安心して活動できます。

個人経営の結婚相談所のようにいきなり潰れたり、運営元と連絡が取れなくなったり、そういった不誠実な対応をされる可能性は限りなく低いです。

②自社会員が多いので出会いも期待できる

大手結婚相談所の中には、数千人から数万人規模の自社会員が在籍しているところがあります。

【例】オーネット:連盟に一切加盟せずに、約4万人の自社会員のみで成り立つ

それに加えて、結婚相談所の連盟に加盟している場合は、その連盟の会員データも共有しているので、個人経営より出会いが期待できます。

【ツヴァィ】:約8万人分のIBJのデータベースを共有している上に、約1万人の自社会員が在籍

【大手】結婚相談所のデメリット2選

大手結婚相談所には、料金が高い・サポートが手薄になるというデメリットがあります。

①初期費用や月会費が高い

大手結婚相談所は、個人経営の相談所に比べて、初期費用や月会費が高めです。

ここで大手結婚相談所のツヴァイと、個人経営の結婚相談所ラマリエ青山の料金を比較してみました。

料金ラマリエ青山
(ジュテームプラン)
ツヴァイ
(ご紹介プラン)
入会金0円115,500円
初期費用・登録料10,000円0円
月会費12,000円15,400円
成婚料200,000円220,000円

※IBJ会員と成婚した場合は成婚料がかかります

1年間の活動費用354,000円520,300円

※2024年調査時点

初期費用が1万円しかかからないラマリエ青山に比べて、ツヴァイは約11万もかかります。

②自社会員が多いがゆえにサポートが手薄になる場合がある

大手結婚相談所は自社会員がたくさんいる分、カウンセラーが担当する人数も必然的に多くなります。

そのため個人経営の相談所に比べて、1人1人にかけられる時間が減ってしまい、結果的にサポートが手薄に感じてしまうのが懸念点といえるでしょう。